栂池自然園

栂池自然園の歩き方

マップ

所要時間

  • みずばしょう湿原
  • 行程距離:約1km 往復時間:約1時間
  • みずばしょう湿原をぐるりと回るバリアフリー木道と起伏のないコースで、小さなお子様やご年配の方でもOKなコースです。
  • 距離は短いですが、高山植物の数々、白馬の山並みやイワナの住む川など、白馬の自然を感じられる場所が随所にございます。
  • あまり歩きたくはないけれど高原の風を楽しみたいお客様にオススメです。
  • わたすげ湿原
  • 行程距離:約2km 往復時間:約1時間30分
  • みずばしょう湿原から少し足を延ばし開けた湿原が広がるわたすげ湿原へ。
  • 道の途中ではキヌガサソウの群生や夏でも雪が残る風穴が見られます。
  • わたすげ湿原は背の低い亜高山帯の植生で、晴れた日に見晴しの良い湿原を歩けばのんびりとした牧歌的な雰囲気が味わえます。
  • 浮島湿原
  • 行程距離:約3km 往復時間:約2時間30分
  • わたすげ湿原を越え、楠川を越えると、アップダウンが大きくなってきます。
  • 道も登り道になり木道以外の山道を歩く部分もあるのでしっかりとしたトレッキングの準備を。
  • 少し頑張って山道を歩いたあとは可愛い浮島のある浮島湿原が広がります。
  • 浮島湿原では夏にはニッコウキスゲやシナノキンバイ、秋にはナナカマドの紅葉が間近で見られます。
  • 展望湿原
  • 行程距離:約5.5km 往復時間:約3時間30分
  • ゆっくり時間を取って園内を一周。
  • 各湿原を通り展望湿原へ。
  • 行程では冷たい北アルプスの水を汲める銀名水、貴重なモウセンゴケのあるモウセン池、ギンリョウソウやシラネアオイの見られるヤセ尾根など、自然園の魅力的なスポットを余すことなく楽しめます。
  • 自然園の最奥、展望湿原では、白馬岳の大雪渓が、大雪渓を上る登山者を確認できるほど近くに見られます。

季節の見どころ

春 雪どけからミズバショウの開花

早春の栂池自然園

早春 5月~5月下旬 残雪期

栂池自然園がオープンする5月中旬。
園内のほとんどが、まだ1m以上の雪に覆われていますが、白馬の雄大な景色を楽しむことができます。
またみずばしょう湿原では一番早起きのミズバショウがもう顔をのぞかせるようになります。

ミズバショウが咲くみずばしょう湿原

春 6月中旬~7月上旬 ミズバショウの季節

6月になると、雪を解かすほどの勢いで一斉にミズバショウが開花し、ピークにはみずばしょう湿原いっぱいにミズバショウが広がります。
またミズバショウの傍らには、寄り添うように黄色い可憐なリュウキンカが姿を見せます。

夏 花の季節へ

ワタスゲの果穂

夏 7月~8月上旬

7月はもっとも花の多い時期。
道を歩けば、ショウジョウバカマ、イワカガミ、エンレイソウ、ツマトリソウ、ミヤマキンポウゲ、ニッコウキスゲなどなど、数えあげればきりがないほどの花々が迎えてくれます。
7月から8月にかけては、ワタスゲの果穂やチングルマの果穂など、植物の個性豊かな面を見ることができます。

初秋 8月中旬~8月下旬

8月の半ばを過ぎると、夏の最後を飾る花々や秋の花々が姿を見せます。
トリカブトや、オニシオガマ、イワショウブなどを見ることができます。

秋 山々紅葉が美しい季節

草紅葉

秋 9月~9月下旬

草紅葉が始まり、自然園はだんだんと秋に向かい姿を変えていきます。
花は少なくなり、色づいた種子が目立ちます。
高くなった空、ゆったりと流れていく雲、夏のにぎわっていた園内とは一転し静かで穏やかな時間が流れます。

紅葉の浮島湿原

錦秋 10月初旬~10月中旬

10月に入ると栂池自然園の紅葉はピークを迎えます。
ダイナミックな山景と真っ赤に燃え上がるナナカマド、カエデ、緑から黄色と変わるダケカンバの紅葉は見ものです。

ヤセ尾根のサラサドウダン?

晩秋 10月下旬~11月上旬

紅葉前線が過ぎた栂池自然園は笹の緑のキャンバスに描かれるダケカンバの白い樹形の景観が見ものです。
紅葉がロープウェイ眼下から山麓に移る頃になると栂池自然園も終演の時を迎えます。

ミズバショウの咲く始まりの湿原

みずばしょう湿原

みずばしょう湿原

ワタスゲの群生と亜高山帯の花々を楽しめる湿原

わたすげ湿原

わたすげ湿原

秋はナナカマドが鮮やか

浮島湿原

浮島湿原

白馬の山並みが眼前に迫る展望湿原

展望湿原

展望湿原

夏でも雪の残る自然の不思議スポット

風穴

風穴(ふうけつ)

みずばしょう湿原とわたすげ湿原の間にある風穴は、岩の間から冷たい風が吹き出す夏にオススメの場所です。
時には岩の間に8月でも雪が残っていることもあります。

お昼のお弁当にオススメのスポット

楠川

楠川

ちょうどわたすげ湿原を越えた先、自然園の真ん中辺りに流れる楠川の川辺は天気の良い休日にはお弁当を広げるグループでにぎわいます。
北アルプスからの冷たい川の水を体験できます。

開園してからしばらくすると、時期限定の仮設トイレが設置されます。

北アルプスの天然水

銀命水

銀命水

浮島湿原と展望湿原の間にある銀命水では、冷たい川の水を汲むことができます。

青空の映る池を眺めて一休み

モウセン池

モウセン池

銀命水の少し先には、貴重なモウセンゴケの自生するモウセン池があります。
モウセン池のある場所からは自然園全体を一望できます。

園内の湿原とはまた違った植生を持つヤセ尾根

ヤセ尾根

ヤセ尾根

浮島湿原と展望湿原の間、モウセン池や銀命水がある道とは反対まわりの道がヤセ尾根です。
急な坂でぬかるみの多いヤセ尾根は少し大変ですが、ギンリョウソウなど珍しい植物を見ることができます。
他にもサラサドウダンの鮮やかな紅葉や、木々の間からは、遠目に栂池と雁股池の二つの池を見ることができます。
また時期が遅くてもミズバショウが咲いていることもあります。