栂池自然園 2018紅葉の見頃予想と、楽しみ方は!?
「いちばん美しいところ」といわれる栂池自然園。その栂池自然園が、1年もっとも美しく輝くのが紅葉シーズンです。「いろんなところの紅葉を撮影したけど、栂池が一番きれい」と太鼓判を押すカメラマンも多いのですが、「いつ行けばいいの? どこに泊まれるのが正解?」という疑問も多いかと。今回はズバリ、その疑問にお答えします。
今年の紅葉の見頃はいつ!?
2018年の夏は、猛暑に、台風にと、とにかく異常気象でした。
北海道・大雪山で初雪が降ったという8月17日、栂池自然園でも朝の気温が0度まで下がって、初霜を記録。
9月に入り、台風21号が過ぎ去ると、今度は一転ポカポカ陽気に。
というわけで、紅葉の予測はなかなか難しいのですが、現地のスタッフに取材すると、
「夏場の雨が少なかったので、基本的に木の水分量が不足しています。そんな環境だと紅葉が早くなるのが普通ですが・・・」と解説するのは栂池山荘の支配人・吉澤賢一さん。
それでも9月に入り、暖かい日が続くという長期予報から、「少し早いか、例年並み」と予想。
もうひとり、栂池ビジターセンター・の猪股崇志さんにも追加で解説を。
「黄葉が早いか遅いかは、寒暖差次第なんです。つまり、これから毎朝、どれだけ温度が下がるか。暖かい日が続くという長期予報が前提ですが、このままいけば、例年通り、10月上旬ころが紅葉のピークとなるのでは」と予想します。
栂池自然園の紅葉は草紅葉(くさもみじ)から始まります。
「足元が色づく草紅葉は、9月中旬から。浮島湿原あたりはきれいに色づき、逆さ白馬岳もきれいだと思います」
と、猪俣さん。
さらにナナカマドが赤く色づくのが9月下旬、最後に10月に入って、ダケカンバの黄葉と続きます。
「案外おすすめなのが10月中旬以降」
それでも紅葉シーズンはさすがに人気スポットだけに混雑し、基地として絶好の栂池山荘も例年9月下旬〜10月上旬はかなり満室の状態。
「紅葉は、日の出から午前中が一番きれいなんです。ですからベストなのは、やはり栂池山荘に泊まっていただくこと。それができなければ、始発のゴンドラで登ってきてください」(栂池ビジターセンター・猪股崇志さん)。
誰もがダケカンバの黄葉時期、つまりは10月上旬がベストと考えがちですが、
「おすすめなのは、その後、葉っぱが落ちてから。ダケカンバがオブジェのようになって、栂池自然園が天然の庭園に変身するのがその頃なんです」
とアドバイスする。
10月中旬から下旬なら、栂池に登る栂池パノラマウェイの車窓から紅葉がワイドに広がり、白馬連峰が白く輝き、紅白の対比も眺められることに。
ちなみに昨年、栂池自然園で初雪は10月17日(といっても10cmほどで散策に支障はありませんでした)。
2018年の栂池山荘の宿泊営業は10月20日まで(栂池自然園の開園は10月末まで)なので、クローズ直前の10日間は狙い目といえるでしょう。
どこに予約を入れればいいの!?
紅葉シーズンの9月下旬〜10月上旬は、栂池山荘もかなり満室状態。
そんな時は、料理自慢の雨飾荘がおすすめですが、こちらも雨飾山や、鎌池の紅葉目当てで土日は予約でかなり前から埋まります(平日が狙いめなので、まずは電話で確認を)。
比較的エコノミーな下里瀬温泉「サンテインおたり」に泊まって、始発のゴンドラに駆けつけるというのも手で、こちらもネットだけでなく、電話で確認するのが賢明。
「9月〜10月は早い時間帯(夜10時前)に天の川が頭上に来ます! 栂池山荘に泊まれば、白馬岳の真上に! 雨飾荘やサンテインおたりに泊まっても、ぜひ夕食後、外に出て天の川を見てください。ホント、素晴らしいんで!」
と、栂池ビジターセンターの猪股崇志さんも力説しております。
(クリックすれば各宿のサイトに飛びます)
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