中部山岳国立公園栂池自然園

標高約1,900m 多様な動植物の息づく自然の宝庫―栂池自然園

ワタスゲの果穂 栂池自然園ってどんなところ?

何があるの?何を見ることが出来る?

栂池自然園は日本でも有数の高層湿原があり、様々な動植物を観察することが出来ます。
晴れた日には白馬三山を中心とする山々を望むことができます。

5月中旬は大雪原の雄大な景色。
6月中旬のミズバショウの大群落、シラネアオイ、
チングルマ、ニッコウキスゲの大群落。
7月から8月は多種多様な高山植物が咲き、
9月の湿原の草紅葉
10月初旬の見事な紅葉
紅葉が終わったあとのダケカンバの作る珍しい景色へと続いていきます。
どうぞ、標高1900mの大自然を満喫してください。

園内一周約5.5km  標準滞在時間は3時間~4時間

どれぐらい歩く?どんなところを歩く?

自然園内には木道が整備されており、園内一周は約5.5kmです。
所要時間はおおよそ3時間30分から4時間。
休憩時間や食事タイムをとってゆっくり楽しんでください。
時間に制限のある方や体力に自信のない方は、みずばしょう湿原やわたすげ湿原を巡るコース(1時間~1時間半)もあるので十分堪能できます。

長い年月をかけて育まれた高層湿原

自然園の湿原の生い立ち

栂池自然園の湿原は白馬乗鞍岳の火山活動に伴い生まれました。
まず火山活動により階段状の断層ができ、平坦面を作りました。
天狗原や神ノ田圃もこの部分にあたります。
のちにその平坦面の凹地に池ができミズゴケやワタスゲなどが育ちました。
これらの植物は枯れても腐ることなく、寒冷な気象条件のもとで泥炭化し、その上に新たな植生が育まれました。
こうして長い年月をかけ栂池自然園の湿原は生まれました。

栂池自然園の歴史

昭和45年(1970年)
長野県の自然制度に基づき県下で4番目の自然園として楠川までが整備された
昭和61年(1986年)
浮島湿原まで自然園が整備された。
昭和62年(1987年)
展望湿原までの自然観察路を整備し現在の自然園が完成する。
平成6年(1994年)
環境保護のため自然園までの路線バスの運行が廃止され、
ロープウェイ運行に切り替わった。
平成19年(2007年)
みずばしょう湿原のバリアフリー化工事を完成。
多くの方にこの大自然を楽しんでいただけるようになる。